2016年09月27日

横滑り防止装置 ESC(Electronic Stability Control)

横滑り防止装置(ESC)は、急なハンドル操作時や滑りやすい路面を走行中に車両の横滑りを感知すると、自動的に車両の進行方向を保つように車両を制御する装置です。
横滑り防止装置(ESC)のコンピューターの指令に基づいて各車輪に適切にブレーキをかけて、車両の進行方向を修正、維持します。

横滑り防止装置(ESC)は、車の基本性能である「走る」「曲がる」「止まる」のうちの「曲がる」を制御するアクティブセーフティー(予防安全)の考え方に基づいて開発された装置です。
「走る」を制御する装置にはTCS、「止まる」を制御する装置にはABSがあります。

ECSの働き
車両の前方がカーブの外側に押し出されようとするアンダーステアの場合、ESCが内側後輪にブレーキをかけ、車両の方向を修正します。
また車両の前方が内側に押し出されようとするオーバーステアの場合には、ECSが外側前輪にブレーキをかけ車両の方向を修正します。

横滑り防止装置(ESC)1.png

ECSの仕組み
車両に装備された各種センサが車両の状態を常にモニタリングし、制御コンピュータに情報を提供します。
制御コンピュータは車両がドライバーの意図する方向に走行しているかを常時判定しています。その結果適切に個々の車輪にブレーキをかけたり、エンジンの出力を制御し、車両の向きを修正して横滑りを防止します。

横滑り防止装置(ESC)2.png

各種センサの働き
ヨーレートセンサ・・車が曲がろうとする割合=車両鉛直軸の回転角を測定
加速度センサ・・・車両の加速度=進行方向の速度変化を測定
操舵角センサ・・・ハンドル角を測定
スロットルセンサ・・・エンジンのスロットル開度=エンジン出力を測定
車輪速度センサ・・・車輪の速度を測定
油圧センサ・・・ブレーキの油圧を測定

制御コンピュータと一体型油圧ユニットの働き
各種センサの情報から横滑りを判定し、各車輪のブレーキ圧およびエンジン出力を制御する

メーカー別ESCの呼称

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