2006年05月08日

ブレーキ

ブレーキは、自動車を制動する非常に重要な装置です。どんなに速く走ることができても、コーナリングがスムーズにできても、速度コントロールや停止することができなければ、それは自動車とはいえません。

現在の自動車のブレーキは、足で操作するため「フットブレーキ」と呼ばれ、ぺタルを踏んだ力をブレーキ本体に油圧で伝えるため、「油圧ブレーキ」とも呼ばれます。

ブレーキの形式には、ドラム式とディスク式とがありますが、どちらも回転する運動エネルギーを摩擦によって熱エネルギーに変換し、放熱することによって作用します。

ブレーキに油圧を送る配管は、前後にあるいはX字形というように2系統に分けられ、どちらか片方が壊れたとしても、もう一方で制動できる構造になっています。X字形配管方式のほうが、自動車を安全に停止する能力が高い貯め、ほとんどの自動車はX字形配管方式が採用されています。この方式は、クロス方式またはダイアゴナル方式とも呼ばれます。

ドラムブレーキは、車輪と一体となって回転しているブレーキドラムの内側に、ブレーキシューを押し当ててライニング(シューに取り付けられた摩擦材)の摩擦によって減速させるものです。ブレーキが利き始めると、さらに押し付けが強くなるような構造になっているため制動力は増します。

ディスクブレーキは、車輪と一体となって回転している鋼鉄製の円盤(ディスク)をブレーキパッドで挟んで制動します。

ドラムブレーキは密閉型なので、摩擦熱によって高温になりやすく、そのため利きが悪くなることがありますが、ディスクブレーキは、ドラムブレーキに比べて放熱効果が高く、連続して使用してもブレーキ効果が持続します。

かつてはドラムブレーキを前後4輪に装着していましたが、最近の乗用車では、フロントにはディスクブレーキが採用されています。高級車やスポーツカーでは、リヤブレーキにもディスクブレーキが使用されています。

ブレーキの制動力を高めるために、真空倍力装置(バキュームブレーキブースター:ブレーキマスターバック)という補助装置があります。これは、キャブレターあるいはインジェクションの負圧を利用して、装置内を真空にしてブレーキの制動力を高めるものです。

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